ジャッキー・チェン、ブロンズ像落札者に返還うながす=仏で競売の清朝遺産に遺憾―香港

Record China    2009年2月27日(金) 17時21分

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26日、かつて清朝から略奪された国宝級のブロンズ像が25日、パリで競売にかけられた件について、愛国者で知られるジャッキー・チェンがこれを「略奪行為」と大きく非難。

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2009年2月26日、かつて清朝から略奪された国宝級のブロンズ像が25日、パリで競売にかけられた件について、愛国者で知られるジャッキー・チェンがこれを「略奪行為」と大きく非難した。国内大手ポータル・網易(NETEASE)の報道。

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問題の動物像は19世紀のアヘン戦争時、英仏連合軍の手によって海外に流出したとされるネズミとウサギのブロンズ像。もともとは北京の清朝離宮「円明園」にあったものだが、このほど、中国側の再三の返還要請にも関わらず、仏・パリでクリスティーズ社が主催した故イブ・サンローラン氏の遺品オークションに出品され、計35億円相当の値で落札された。

これについてジャッキーは、自身の過去の主演作品「THE MYTH 神話」劇中のセリフを引用し、「他国の宝を持ち去り、それを“保存”のためと言いながら、実際に行っている行為は“略奪”と何の変りもない」と不快感をあらわにした。さらに、「今回の件については売った者も買った者も略奪者だ」と激しく非難した。

また「時代はすでに21世紀となり、芸術品は世界共有の財産。しかし、今回の件は侵略の悲しい歴史を思い出させ、中国国民を傷つけた。円明園に戻してもらうのが世界の平和にもつながる」と話している。また、「“所有”というのは一時のことに過ぎない。持ち主が亡くなれば、また別の人のものになる。むなしいものだよ。だから今回の落札者も、元あった場所にブロンズ像を戻すのが一番じゃないかな」とした。さらに、ジャッキーがこれを競売で買い戻す意思はあるかどうか聞かれると、「1億HKドル(約13億円)を超えるような値段じゃ、とっても手が出ないよ!」と苦笑いを浮かべていた。(翻訳・編集/愛玉)

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