<もう一つの南京>日本語に多く登場、駐在記者が検証―中国紙

Record China    2009年2月24日(火) 18時24分

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22日、中国紙の日本駐在記者が、日本語に「南京」が付く単語が多いことに着目し、その背景に迫った。写真は神戸の南京町。

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2009年2月22日、中国紙・人民日報の日本駐在記者が、日本語に「南京」が付く単語が多いことに着目し、その背景に迫った。人民網が伝えた。

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「南京」は江蘇省の省都。古くから経済や文化の中心として栄えたことから、「中国の4大古都」と呼ばれている。江戸時代の日本は中国との貿易が盛んに行われており、中国から伝わった美しい織物や陶磁器などが江戸の庶民を魅了した。記者は「その多くが南京から来ていたことから、中国イコール南京になったのだろう」と推測する。

「南京豆」「南京錠」「南京町」「南京赤絵」―数え上げれば切りがないほど、日本には多くの「南京」がある。広辞苑で「南京」をひくと、「珍奇なものや小さく愛らしいものに冠する語」「中国または東南アジア方面から渡来したものに冠する語」とあることから、記者は「江戸時代の人は珍しい舶来品や小さい物、美しい物などのことを総じて『南京』と呼んでいた」と結論付けた。

だが、富山発祥の「南京玉すだれ」、かぼちゃやトコジラミの別称として呼ばれていることに対しては「明らかに南京とは関係ない。笑うに笑えない」と納得いかない気持ちを吐露している。(翻訳・編集/NN)

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