<中華経済>1月=外国直接投資は4カ月連続減少、金融危機響く―中国

Record China    2009年2月18日(水) 6時21分

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16日、中国商務部の姚堅スポークスマンは、中国への1月の外国直接投資額(FDI)が実行ベースで前年同月比32.67%減の75億4100万米ドルとなったと発表。FDIの減少は08年10月以降、4カ月連続。減少幅は前月の5.73%から大幅に拡大した。

2009年2月17日付の上海証券報によると、中国商務部の姚堅スポークスマンは16日、中国への1月の外国直接投資額(FDI)が実行ベースで前年同月比32.67%減の75億4100万米ドルとなったと発表した。FDIの減少は08年10月以降、4カ月連続。減少幅は前月の5.73%から大幅に拡大した。

FDIの減少について姚スポークスマンは、世界的な金融危機に加え、比較対象となる前年同月の数値が高かったこと、1月下旬の春節(旧正月)に伴う大型連休で営業日が少なかったことが影響したと説明。その上で、1月の実績は08年の月間平均である76億9900万米ドルの水準を維持しており、また金融危機が発生した08年9月以降の月間平均である61億6600万米ドルを上回ったことを強調した。

アナリストの間でも楽観的な見方がある。宏源証券のマクロ経済アナリストである陳夢根氏によれば、外国の対中投資の減少は、世界経済の低迷で外国企業の資金繰りが細っていることや、国内景気の減速で企業の収益力が弱り、対中投資の魅力が減退していることが要因。内需刺激を柱とした中国政府の景気対策や法整備が進めば、FDIは09年、回復に向かうことが予想される。(翻訳・編集/HI)

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