四川大地震の廃墟にサバイバルゲーム場、批判集まる―四川省彭州市

Record China    2009年2月17日(火) 12時47分

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17日、四川大地震で甚大な被害を受けた同省彭州市で「サバイバルゲーム場」が建設された。この娯楽施設は、震災で廃墟となった公園に隣接しており、ネットなどでは批判の声も挙がっている。写真は廃墟と化した四川省北川チャン族自治県香泉郷。

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2009年2月17日、新聞晨報によると、四川大地震で甚大な被害を受けた四川省彭州市で、広さ6万6670平方メートルに及ぶ「サバイバルゲーム場」が建設された。この娯楽施設は、震災で廃墟となった公園に隣接しており、ネットなどでは批判の声も挙がっている。

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オンラインゲーム「カウンターストライク」は対テロ特殊部隊とテロリストとの戦いをテーマにした対戦ゲームだが、今回彭州市の村に作られたサバイバルゲーム場は、まさに「リアル版カウンターストライク」。建設したのは、宝山グループという現地企業で、同社の代表者は「震災前から現地の地形などを生かしたサバイバルゲーム場を作る計画だった」と話している。このサバイバルゲーム場はすでに正式にオープンしており、1人180元(約2420円)で半日の利用が可能だという。

地震による廃墟のすぐ側に建設されたサバイバルゲーム場には、ネットを中心にして「犠牲者への冒涜だ」「あまりに不謹慎だ」と批判の声が集まっている。ある人は「9・11テロの現場にサバイバルゲーム場が建てられるとなったら、アメリカ人はどう思うだろうか?」とネットに書き込んだ。しかし一方で、「震災で生き残った人も生活がかかっている。生きることが犠牲者への弔いになる」との見方を示す人も。

サバイバルゲーム場の建設は現地住民からも支持されており、現地観光業の復興に一役買うと期待されているという。(翻訳・編集/岡田)

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