沿海地区の埋め立て1.5万haを計画、26兆円投入へ―中国

Record China    2009年2月18日(水) 9時4分

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16日、国家海洋局は「09年の沿海埋め立て事業に約26兆円を投入する見通し」と発表した。原子力発電所など国家級プロジェクトの拠点となる。写真は08年12月、北京で行われた「中国対外開放30周年回顧展」で披露された天津市浜海新区の大型模型。

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2009年2月16日、国家海洋局は「2009年に全国で計画される海岸の埋め立て面積の合計は1.5万haになり、2万億元(約26兆円)の投入が計画されている」と発表した。中国では沿海部の開発が空前のブームとなっており、海洋を利用した原子力発電所、鉄鋼業、重化学工業など国家レベルのプロジェクトが行われている。中国新聞網の報道。

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国家海洋局の孫志輝(スン・ジーホイ)局長は16日、北京で開催された全国海洋庁局長党風廉政建設工作会議に出席、「昨今の中国の経済発展において、沿海地区は海洋資源や地域性からけん引役となっている。今後も各地で開発が進む予定だ」と語った。

各地で進められている沿海部開発には、例えば遼寧省の「五点一線」沿海経済ベルト計画、河北省の「曹妃甸港区及び滄州渤海新区」建設計画、天津市が力を入れる「浜海新区」開発、山東省の一つの本港と二つの翼港を連関させる「一体両翼モデル」計画、江蘇省の「蘇北沿海開発」、福建省の「海峡西岸経済区」建設計画、広西チワン族自治区の「環北部湾経済区」開発計画などの他、浙江省、広東省、海南省でも検討されている。

孫局長は「2009年には海洋利用の基準を確立し、環境汚染などに備えた上で、埋め立て事業を実施する」と語った。また、「過去5年間、埋め立てには1haあたり1億元以上がかかっており、今年は全国で1.5万haの埋め立てが行われる計画だ」という。(翻訳・編集/小坂)

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