<絶滅危惧種>発見!ユキヒョウの足跡―新疆ウイグル自治区

Record China    2009年2月17日(火) 15時31分

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16日、新疆ウイグル自治区アクス地区の天山国際狩猟場で野生動物の実態調査が初めて行われ、絶滅危惧種に指定されているユキヒョウの足跡が多数発見された。写真は08年6月に新疆ウイグル自治区アクス地区で撮影されたユキヒョウの子どもと足跡。

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2009年2月16日、ウルムチ在線によると、新疆ウイグル自治区アクス地区の天山国際狩猟場で野生動物の実態調査が初めて行われ、絶滅危惧種に指定されているユキヒョウの足跡が多数発見された。

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アクス地区林業局野生動物保護管理事務室の責任者によると、調査によって野生動物726匹、鳥類57羽、足跡1060個が確認された。その中にはアイベックス(野生のヤギ)や鵝喉羚(カモシカの一種)などの生息が確認された以外にユキヒョウの足跡も数多く発見された。

ユキヒョウは、国際自然保護連合(IUCN)が作成する「レッドリスト(絶滅の危機に瀕している動物リスト)」にも掲載されている希少種で、中国では国家1級保護動物に指定されており、新疆ウイグル自治区、青海、チベットなどに生息している。専門家によると、ユキヒョウは肉食動物の中では最も海抜の高い地区に住む動物の一種で、正確な観測データはほとんどなく、生息数などはいずれも推測によるものだという。

中国では06年、天山山脈の最高峰に36台の赤外線カメラを設置して野生のユキヒョウの撮影に初めて成功している。また、08年5月には公道上で撮影されるなど、このところユキヒョウが人目につく機会が増えている。関係者は「環境保護の成果が表れており、野生動物の生息数が確実に増加している証明だ」とコメントしている。(翻訳・編集/HA)

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