<続報>解放の中国人エンジニア、悲惨な緊迫人質生活を語る―パキスタン

Record China    2009年2月16日(月) 21時29分
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16日、パキスタンでタリバンに拉致され、無事に解放された中国人エンジニア・龍暁偉さんが、現地の中国大使館で160日以上にも及ぶ人質生活の様子を語った。写真はアフガニスタン最大の刑務所。タリバンのメンバーもここに収容されている。

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2009年2月16日、パキスタンでタリバンに拉致され、無事に解放された中国人エンジニア・龍暁偉(ロン・シアオウェイ)さん(28)が、現地の中国大使館で160日以上にも及ぶ人質生活の様子を語った。北京晨報が伝えた。

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龍さんは中国の通信機器大手メーカー、中興通迅社(ZTE)のエンジニア。昨年8月、パキスタン北西辺境州で同僚1人とともに拉致された。10月には脱出を試みたが同僚だけが成功、龍さんは途中負傷して再び捕らわれていた。解放までの間、1度も風呂に入れず着替えもさせてもらえなかったという。食事はとうもろこしの麺など粗末なものばかり。絶望感と恐怖が常につきまとった。殺されそうになったら自ら命を断とうと、ナイフを袖口に忍ばせていた。

脱出に失敗した後は、罰として背中を何度も棍棒で叩かれた。監視も厳しくなり、狭い部屋に1日中閉じ込められたまま、外に出ることは許されなかった。武装グループと接触する時はなるべく刺激しないよう、笑顔を絶やさず言葉遣いに気をつけていたという。

解放後、同僚の張国(ジャン・グオ)さんの無事を知った龍さんは安堵の表情を浮かべ、「脱出を提案したのは自分。もし彼に何かあったら一生自分を責め続けていただろう」と語った。龍さんはしばらく現地で休養をとった後、帰国の途につく予定だ。(翻訳・編集/NN)



   

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