ラテンアメリカが「中国の裏庭」に=存在感増す中国に警戒感―米メディア

Record China    2009年2月12日(木) 9時0分

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8日、米メディアは「ラテンアメリカにおける中国の影響力」と題した記事で、米国が他の地域に気を取られているすきに中国はラテンアメリカでの存在感を着実に増していると報じた。写真はメキシコ国立宮殿。大統領官邸や財務省などとして使用されている。

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2009年2月8日、米大手メディア・McClatchy Newspaperは「ラテンアメリカにおける中国の影響力」と題した記事で、米国が他の地域に気を取られているすきに中国はラテンアメリカでの存在感を着実に増していると報じた。9日付で環球時報が伝えた。

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記事によると、中国は近年、ラテンアメリカ諸国との関係強化に力を注いでいる。習近平(シー・ジンピン)国家副主席は8日、メキシコ、ジャカルタ、コロンビア、ベネズエラ、ブラジルの南米5か国を訪問するため北京を出発。回良玉(ホイ・リアンユー)副首相もこれと同時期にアルゼンチン、エクアドル、バハマなどを訪問した。07年の中国とラテンアメリカ・カリブ諸国との貿易額は1100億ドル(約9兆9400億円)。同地域にとって中国は今や米国に次ぐ世界第2位の貿易相手国だ。

これに焦りを感じ始めている米国。記事は、ラテンアメリカはこれまで「米国の裏庭」と目されてきたが、もはや「中国の裏庭」になってしまったと強調。中国と肩を並べるためにはオバマ大統領やクリントン国務長官級の政府高官が訪問せざるを得ないだろう、と指摘した。(翻訳・編集/NN)

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