<大干ばつ>100日以上降水ゼロ、懸念高まる―北京市

Record China    2009年2月8日(日) 7時52分

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7日、中国気象局によると、中国北部ではまとまった雨が降らない状態が長期間続いており、干ばつ被害が深刻化している。写真は1月下旬の北京市。

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2009年2月7日、中国気象局によると、中国北部ではまとまった雨が降らない状態が長期間続いており、干ばつ被害が深刻化している。北京晨報が伝えた。

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昨年10月下旬から降水量が少ない状態が続く中国北部。降水量は過去30年間で最低と言われており、50年に1度の大干ばつと懸念されている。気象局の報道官によると、冬小麦の主要生産地は深刻な干ばつに見舞われており、夏穀物の生産地も滅多にない厳しい試練に直面しているという。

北京市、河南省ではいずれも100日以上、降水が途絶えている。北京市に至っては105日連続を記録し、全国ワースト1位となっている。中国国家気象局予測減災司(異常気象を監視・予測し、災害を防止するための担当部門)は、「今回の干ばつは、気候の長期的な変動と少なからず関係している」と指摘する。気候変動で最も問題とされているのは温暖化。とりわけ中国北部では温暖化が加速しており、干ばつ被害が拡大した原因とも言われている。

中国中央気象台が発表した気象予報によると、今月12日前後には中国北部の干ばつ地域で弱い雨が降る見通し。中央気象台の専門家は「今回の降水によって、干ばつ被害が少しは緩和される」としながらも、依然として状況は楽観視できないと警戒を呼びかけている。(翻訳・編集/SN)

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