<香港ディズニー>不況で入場料値上げ、旅行業界は猛反発―中国

Record China    2009年2月8日(日) 8時3分

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6日、香港ディズニーランドの入場料値上げに対し、各方面で怒りの声が渦巻いているという。写真は旧正月期間中の同園。

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2009年2月6日、香港紙「明報」によると、香港ディズニーランドは今月9日から入場料を平日・指定日の区別なく統一価格にすることを決定。実質20%近くの値上げとなるこの措置に対し、各方面で怒りの声が渦巻いているという。中国新聞社が伝えた。

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香港ディズニーランドは3日、「9日から入場料を平日・指定日の区別なく統一価格にする」と発表。これにより、従来の料金に比べ大人は平日18%アップの350香港ドル(約4100円)、子供は同19%アップの250香港ドル(約3000円)となる。ただし65歳以上の高齢者の入場料は平日料金の170香港ドル(約2000円)に統一するため、指定日が30香港ドル(約350円)値下がりする。また、香港在住者に対しては半年間、旧価格体系を適用するとした。同園の関係者は値上げ理由について、金融危機による不況を挙げている。

これに対し、旅行業界などは「高齢者の入場は非常に少なく、大人と子供がほとんど。価格調整に名を借りた実質的な大幅値上げだ」「値上げは香港観光業界のイメージを大きく損なう」「ディズニーランドでなく他の名所を案内する」などと猛反発。

香港ディズニー側は3日夜、「特定の旅行代理店を通じて入場券を購入する場合は7月1日以降に新価格を適用する」とし、「9日からの新価格は窓口で直接入場券を購入した場合に限る」と方針の一部を急遽転換した。

しかし、香港に隣接する広東省の住民は「何を根拠に香港以外の住民を差別するのか」などと不信感を表明。あるポータルサイトの調査でも、値上げを含めたこうした措置に90%以上が「怒り」を表わしている。(翻訳・編集/HA)

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