<留学生殺人事件>アジア系学生への反感広がる―米国

Record China    2009年2月7日(土) 11時40分

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6日、米バージニア工科大学で先月21日に発生した中国人留学生による殺人事件に関し、ネット上などでアジア系学生への非難が拡大、大学側は公開文書を発信するなど対応に追われている。写真は北京国際留学フェア。

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2009年2月6日、香港紙「文匯報」が米メディアの報道を基に伝えたところによると、米バージニア工科大学で1月21日に発生した中国人留学生による殺人事件をきっかけに、ネット上などでアジア系学生への非難や反感意識が拡大しており、大学側では校長が公開文書を発信するなど対応に追われている。

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同校の学生数は2万7600人で、そのうち約1800人がアジア系の学生で、これ以外に約2100人の外国人留学生が在籍している。同校では以前にも在米韓国人の男子学生による銃乱射によって33人が死亡する事件が発生しており、今回再び起きたアジア系学生による殺人事件により、アジア系に対する非難が拡大している。同校には外国人留学生を非難する内容の手紙や電話、メールが数百件届いており、ネット上には「アジア系男性には近づかないほうが良い」「ある父兄はアジア系学生との交流を禁止した」などの書込みがされている。また、同校の学生や父兄、学校関係者の間では、将来の悲劇再発を防止するため、外国人留学生を引き続き受け入れるべきかが議論されている。

こうした状況に対し、スティーガー校長は公開文書で、「当校は世界から異なる民族、宗教、文化を持つ学生が集まることを歓迎する。個別の事件を理由にすべてのアジア系学生を非難・攻撃すべきではない」と呼びかけ、「現段階では事件と人種とのいかなる関係も明らかにされていない」と表明するなど、対処に苦労しているという。(翻訳・編集/HA)

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