2009年2月5日、国家洪水干ばつ対策指揮部は一級干ばつ緊急警報を発令した。これは「国家洪水干ばつ緊急対策予備プラン」で定められた最高ランクの警報であり、制定以来初めて発令されることとなった。5日、英BBC放送中国語サイトが伝えた。

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新華社によると、昨年11月以来、北京市、天津市、河北省の大部分、山西省、山東省、河南省、安徽省北部、江蘇省北部、湖北省東北部、寧夏回族自治区、甘粛省東部など北方の冬小麦の産地で、降水量が例年より50〜80％も少ない深刻な干ばつが起きている。なかでも山西省中部、河南省中南部及び北東部、山東省西部、安徽省北西部では特に深刻で、80％以上も降水量が減少している。

新華社が引用した気象専門家のコメントによると、小麦の主産地を襲った干ばつとしては50年に1度の記録的なものと指摘している。2月5日までに全国で1030万ヘクタールの耕地が被害を受けた。429万人の飲料水、家畜207万頭の生産に支障が生じている。とくに冬小麦産地の被害が深刻だ。被害は9530万ヘクタールに及び、うち309万ヘクタールが深刻な被害を受け、7万7300ヘクタールで収穫が絶望視されている。（翻訳・編集/KT）