<金融危機>不動産に貴金属…、中国人の海外投資が増加―米紙

Record China    2009年2月6日(金) 14時52分

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3日、金融危機の影響から、海外で不動産や貴金属などに投資する中国人が増えていると伝えられた。海外に資金を移す中国系企業も増えているという。写真は09年1月、旧正月のイルミネーションが施されたエンパイア・ステート・ビル。

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2009年2月3日、環球時報によると、米紙「ニューヨーク・タイムズ」はこのほど、金融危機の影響から、海外で不動産や貴金属などに投資する中国人が増えていると報じた。また、海外の中国系企業も資金を海外の銀行に預けるようになっているという。

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記事によれば、中国のあるオンライン不動産仲介企業が米国不動産購入ツアーの参加者を募集したところ、応募が殺到。応募者を400人にまで限定することになったという。上海では、資金の豊富な中国企業が米国企業の債券を大量に購入し始めているほか、海外の中国系企業も海外の銀行や仲介業者の口座に資金を預け、中国本土に資金を戻さないようになっている。また、個人でも香港などの宝飾店で貴金属を買い求める人が、例年と比べて大幅に増えている。香港のある宝飾店によれば、5〜6カラットのダイヤモンドなどを買い求めるケースが多く、今年の旧正月の売り上げは前年同期と比べて50%も増加したという。

金融危機の影響による経済成長の停滞などにより、中国から撤退する外資系企業や、資産を海外へ移す中国人が増えているが、中国政府が打ち出した一連の景気刺激策が効果を発揮すれば、09年末までにはこうした動きは収まるとの見方もあるという。(翻訳・編集/岡田)

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