<日本味>大ヒット映画の背後に影…!?「レッドクリフ」など―中国

Record China    2009年2月4日(水) 22時54分

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旧正月映画として公開された「レッドクリフPartII」「葉問」「非誠勿擾」など大作がいずれもヒットを飛ばしているが、いずれの映画にも共通する要素があると伝えられた。それは「日本テイスト」だという。

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2009年2月2日、旧正月映画として公開された「レッドクリフPartII」「葉問」「非誠勿擾」など大作がいずれもヒットを飛ばしているが、いずれの映画にも共通する要素があるというと伝えられた。それは「日本テイスト」だという。表立って「日本」の文字が刻まれたわけではないが、これらの作中には日本の要素が各処に見られる。どうやら中国人にも日本文化が受け入れられつつあるようだ。紅網掲載のコラムより。

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若き日のブルース・リーとその師イップ・マン(葉問)を描いた映画「葉問」で音楽を担当したのは、同じく中国語圏映画の「かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート」や「セブンソード」を担当した日本人音楽家・川井憲次氏。電子音と中国楽器の融合が評価され、そのサントラ盤は音楽学校の教材にもなっている。

また、「レッドクリフPartII」で諸葛亮孔明を演じたのは日本人と台湾人のハーフである金城武。さらに、音楽は岩代太郎氏が担当している。「赤壁(レッドクリフ)の戦いを語るのは中国人であるべき」「日本の力などを借りるとは」という声も聞こえてくるが、中国映画音楽の巨匠と言われる徐沛東(シュー・ペイドン)氏や譚盾(タン・ドゥン)氏と比べれば、日本人作曲家らとの作風の違いは明らか。例えば、譚氏による「グリーン・デスティニー」「HERO」の音楽は悲哀が強すぎ、西洋音楽と自国文化との融合を長きに渡って追究してきた日本に分があるとコラムは評している。

さらに、「非誠勿擾」ではロケ地に北海道も登場。音楽も「知床旅情」を大胆にフューチャリングした。北海道の景色は、観光地として多くの中国人を惹きつけることにも成功したようだ。

これらの作品ではいずれも日本の姿を歪曲することなく伝えている。「葉問」の作中には一部、抗日運動を描いた場面もあるが、これは愛国宣伝の道具として取り入れられた要素ではない。日本の文化を取り入れることで中国映画の芸術性はさらに高まりを見せたと評価する見方も出ている。(翻訳・編集/小坂)

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