中国首相が講演中に靴投げられる、英政府が謝罪―イギリス

Record China    2009年2月3日(火) 12時50分

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2月2日、イギリスを訪問中の中国の温家宝首相が2日、ケンブリッジ大学で講演をしている際、男が温首相めがけて靴を投げ、「独裁者!」などと叫んだという。写真はケンブリッジ大学。

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2009年2月2日、英BBC中国語サイトによると、イギリスを訪問中の中国の温家宝首相が2日、ケンブリッジ大学で講演をしている際、ある男が温首相めがけて靴を投げ、「独裁者!」などと叫んだという。

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温首相の講演中、ある男が「ケンブリッジ大は独裁者の足もとには跪かない!」などと叫んだことから講演が中断。温首相が講演を続けようとしたところ、男が靴を投げたことで会場は騒然となった。靴は温首相からわずか1mのところに落ち、男は周囲の人に取り押さえられ、会場の外へ連れ出された。温首相は「先生方、学生諸君、こうした卑劣な方法で中英両国の友好関係が損なわれることはありません」と話し、講演を続けたという。

男の行為は昨年12月、ブッシュ米大統領(当時)がバグダッドで記者会見中、記者によって靴を投げつけられた事件を模倣したものとみられる。なお、同大や在英中国大使館周辺では、チベットの人権問題などに絡み、激しい抗議活動が繰り広げられたという。

今回の事件を受け、中国外交部の姜瑜(ジアン・ユー)報道官は3日、中国政府が英政府に対し「強い不満」を表明し、英政府から「心からの謝罪」を受けたことを明らかにした。(翻訳・編集/岡田)

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