<金融危機>「丑年は絶対いい年!」中国人が楽観的な理由とは?―西側メディア

Record China    2009年1月28日(水) 18時20分

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27日、旧正月「春節」を26日に迎えた中国では世界的な金融危機の影響を受けているにもかかわらず、人々は「今年こそはいい年になる」との期待を抱いている。資料写真。

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2009年1月27日、中国では旧正月「春節」を26日に迎えたが、外国メディアは元旦の様子を取材する一方で、中国の今年の景気を予測しようと躍起になっている。「環球時報」の報道。

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フランスのAFP通信は「丑年を迎える中国に『牛』の気配はない」と報道。中国語の「牛」には、本来の牛のほかに「かっこいい、凄い」という意味も含む。同紙は不景気で苦境に立たされた出稼ぎ労働者や就職活動中の大学生の話を紹介し、さらに「春節期間中の売り上げが例年ほど伸びないのでは?」と憂慮する小売業界についても紹介。カナダ紙「ザ・バンクーバー・サン」は「数百万人の出稼ぎ労働者にとって、この新年はおめでたいものではない」と述べた。

米紙「ウォールストリート・ジャーナル」は「出稼ぎ労働者は正月明けに仕事を失う恐れがある」として、「春節で故郷に帰省すれば、仕事のある都会にはもう戻れない」と心配する人々を紹介した。

英紙「タイムズ」は「丑年は中国に繁栄をもたらさない」と断言しているが、中国人自身は「丑年はいい年になる」と楽観的。前述の出稼ぎ労働者もその多くが「なんとかなるさ」と前向きであったという。牛は中国人にとって勤勉と豊かさのシンボルであり縁起が良い。中国社会科学院の陶然(タオ・ラン)氏は、「中国人はこれまでに何度も大きな困難や危機に遭遇したが、それを必ず乗り越えてきたという自信があるからだ」と説明している。(翻訳・編集/本郷)

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