<パクリ文化>「中国独自?」に賛否両論、国民番組のパロディーも―中国

Record China    2009年1月27日(火) 8時4分

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25日、中国の08年の流行語の1つにも選ばれた「山寨(パクリ)」。旧正月には国民的年越し番組「春節晩会」の「山寨版」まで登場し、話題を集めた。写真は「春晩」の「山寨版」制作を呼び掛けた施さん。

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2009年1月25日、中国の08年の流行語の1つにも選ばれた「山寨(さんさい=パクリ)」。春節(旧正月)には国民的年越し番組「春節晩会」(春晩)の「山寨版」まで登場し、話題を集めた。世紀週刊が伝えた。

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「山寨」とはもともと広東語で、その昔王朝に抵抗する盗賊が立てこもった山中の砦(とりで)を指す。それが転じて違法にコピー商品を製造する地下工場を意味するようになった。権威や権力に真っ向から立ち向かう「知恵や勇敢さ」も受けているようだ。一方で、「強盗文化」「中国人の恥」といった反対意見も上がっている。

そんな中、昨年11月に四川省出身の施孟奇さんが国営中央テレビ(CCTV)の年越し番組「春晩」のパロディー版の制作を呼び掛け、大きな注目を集めた。その内容は「メラミン入り粉ミルク」や「華南トラ偽造」、「プライベート写真流出」など08年に起こった重大事件を題材に「そっくりさん」がコントを演じるというもの。だが、最終的には当局の介入を受け、内容を縮小したものがマカオのテレビ局で放送されたに止まった。

今や性能面でも本家を凌ぐ出来栄えで、増殖する「山寨商品」。1台1000元(約1万3000円)で売られた米アップル社「iPhone」の山寨版「Hiphone」は、世界で1億5000万台を売り上げる大ヒット商品に。中国の3大ポータルサイトyahoo、google、百度(Baidu)を合体させた山寨サイト「baigoohoo」も、ユーザーから「情報量が多くて使いやすい」と好評を博している。(翻訳・編集/NN)

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