<金融危機>アジアに吹く不況風、買い控えに悩む中国―米メディア

Record China    2009年1月23日(金) 18時56分

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22日、旧正月を26日に迎える中国では、金融危機の影響で消費者の買い控えが進み、正月景気で売り上げの大幅増を期待していた小売業界は頭を抱えているという。写真は江西省で正月商品を買う市民。

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2009年1月22日、米国国営ラジオ短波放送局「ボイス・オブ・アメリカ(Voice of America)」中国語版ウェブサイトは「経済不況の木枯らしがアジアに吹く―中国の販売業界、売り上げ減に悩む」という記事を掲載した。

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まもなく中国は旧正月の春節を迎えるが、家族団らんで新年を過ごす春節期間中は、販売業界にとって1年で最も多くの売り上げが期待できる時期でもある。しかし、金融危機の影響をまともに被った米国市場同様、中国の販売業界の売り上げは大幅に落ち込むと予想されている。大型商業施設も小売店舗も、なりふりかまわず値下げ競争を行うことで事態を乗り切ろうと必死だ。

「中国経済は対外貿易に比重を置きすぎた」と話すのは米国企業研究所の中国経済問題専門家。「輸出先の米国や日本、欧州諸国の消費が著しく落ち込んでいる今、中国の輸出貿易は大打撃を受け、生産工場の閉鎖や企業の倒産が急激に増加した。失業者も増え、不動産価格は軒並み下がり、株価は急落。これらが消費者の購買意欲を失わせている」と指摘している。

中国経済が持ち直すには貿易相手国のの経済回復が不可欠。だが各国は自国の経済を守るために今後保護貿易主義に走る可能性もあり、到底楽観視できない状況にあることは確かだ。(翻訳・編集/本郷)

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