<偽造紙幣>大量に用いた男に懲役10か月―上海市

Record China    2009年1月15日(木) 1時9分

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13日、上海市南匯区人民法院は昨年11月13日に「HD90版」と呼ばれる偽造紙幣を使用したとして逮捕された男に懲役10か月、罰金1万5000元を課した。写真は山西省安澤県で見つかった「HD90版」の偽造紙幣。

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2009年1月13日、上海市南匯区人民法院は昨年11月13日に「HD90版」と呼ばれる偽造紙幣を使用したとして逮捕された男に懲役10か月、罰金1万5000元(約20万円)を課した。上海でこのタイプの偽札使用が確認されたのは初めてだった。人民網が伝えた。

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男は莫欽松(モー・チンソン)、34歳。広西チワン族自治区桂平市出身で、05年にも広東省東莞市で偽造紙幣を所持していたとして懲役刑を受けた前科を持つ。

莫は08年11月9日、広州駅で偽の100元札を1枚10元で55枚購入、12日に仕事を探すとの名目で上海に来た。13日夜8時頃、南匯区周浦鎮康沈路沿いの宝石店に入り、5200元の金のネックレスを購入しようと、支払い時に偽造紙幣52枚と本物の100元札1枚を手渡した。偽札をチェックする機器はその時反応しなかったが、手触りに違和感を覚えた宝石店員は責任者を呼んだ。紙幣をどこで入手したか責任者が尋ねると、莫は逃走。そばにいた警備員が追跡し警察に連行した。

偽造紙幣の使用に加え、額が多額であったことから、偽造通貨行使の罪に相当し、懲役10か月と罰金の判決が下された。刑法によれば、偽造通貨行使は3年以下の懲役に処され、罰金が科される。刑の執行終了後、5年以内にさらに重い罪を犯した場合、重罪に処される。(翻訳・編集/小坂)

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