2009年1月12日、10日付東方早報によると、中国の四大国有商業銀行の一つである中国農業銀行を株式会社化した中国農業銀行股〓（にんべんに分）有限公司の創立大会が、8日北京で開催された。16日に会社登記し、正式に設立する。

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農業銀行の資産総額は中国国内の銀行で第3位に達するが、四大国有商業銀行の中で唯一、株式会社化されていなかった。08年10月21日に国務院が株式会社化案を承認し、改革が一気に具体化。翌月の11月、その準備として中国政府直属の投資会社「中央匯金投資有限公司」（中央匯金）から約190億米ドルの資本注入を受けた。「新生」農業銀の資本金は2600億元。中央匯金と財政部が株式を50％ずつ出資する構成となる。

注目される約8000億元の不良資産に関しては、農業銀と財政部が共同で専門の口座を開設し、農業銀が自行でその処理を行う。先に株式会社化した他3行は政府系の資産管理会社（AMC）が不良資産を買い取っていたが、これとは異なる方法となる。

また戦略投資家の引き入れについて財政部に近い関係者は、「市場環境を考慮し、現時点では検討していない」と述べた。（翻訳・編集/HI）