初の火星探査機「蛍火1号」、09年打ち上げへ―中国

Record China    2009年1月10日(土) 16時26分

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8日、中国初の火星探査機「蛍火1号」が09年に打ち上げられる。8種類の測定機器を搭載し、火星とその第1衛星の撮影や、火星の水源、生命の痕跡などの探査を行うという。写真は03年8月27日、約5万年ぶりに地球と火星が大接近した様子を表した図。

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2009年1月8日、北京晩報によると、世界天文年にあたる2009年に、中国が初の火星探査機「蛍火1号」を打ち上げる。

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中ロ共同火星探査機打ち上げ計画の副総設計師を務める陳昌亜(チェン・チャンヤー)氏によれば、「蛍火1号」は8種類の測定機器を搭載し、火星とその第1衛星の撮影や、火星の水源、生命の痕跡などの探査を行うという。10月にロシアのロケットで打ち上げられ、3億5000万kmを飛行して2010年8月に火星の周回軌道に入り、探査を行う計画。「蛍火1号」の寿命は1年とされているが、太陽エネルギーが原動力となるため、火星の影に隠れる7時間、長くとも8.8時間はエネルギー補充できなくなるため、休止状態になり、その点が目下最大の挑戦になると陳氏は話している。

火星は地球から近く、共通点も多いとされる。一部の学者は、火星を宇宙における地球人の「未来の移住地」として期待している。アメリカや日本、ロシアなどが火星の探査を試みているものの、多くが失敗に終わっている。初めて火星への着陸に成功したのは1973年に旧ソ連が打ち上げた探査機だが、本格的な探査を初めて成功させたのは1976年にアメリカが打ち上げた探査機で、火星の映像を地球に送信した。(翻訳・編集/岡田)

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