「濃い霧」実は大気汚染?呼吸器系の患者が4日で3割増―黒竜江省ハルビン市

Record China    2009年1月9日(金) 18時27分

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7日、黒竜江省ハルビン市では5日連続で「濃い霧」に見舞われた。原因は大気汚染によるものと見られている。写真は昨年11月、「濃い霧」に見舞われたハルビン。

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2009年1月7日、黒竜江省ハルビン市では5日連続で「濃い霧」に見舞われた。原因は大気汚染によるものと見られている。東北網が伝えた。

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市内の各病院はこの濃い霧の影響で、呼吸器系に異常を訴える患者が平常より30%も増加した。街ゆく人はみなマスクが欠かせない。早朝の公園からは運動をする高齢者の姿がほとんど消えた。視界も悪いため、交通事故も多発しているという。

この「異常気象」の原因について、住宅の暖房問題に詳しいハルビン不動産供熱集団の李欧航(リー・オウハン)氏は、「都市の拡大問題と切り離せない」と指摘する。暖房に使用される石炭の煙や煤、車の排気ガスなど大気中の粒子状浮遊物と水蒸気が結合して霧を発生させるのだという。

空気の質を観測する同市環境監測ステーションは7日までの5日間、「やや汚染」を観測した。同市では現在、143億元(約1900億円)をかけた「青空プロジェクト」を実施している。(翻訳・編集/NN)

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