08年の外国人観光客、五輪でも5年ぶり減―中国

Record China    2009年1月9日(金) 19時17分

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8日、08年に中国を訪れた外国人観光客は1億3000万人。03年以来、初めて前年を下回った。その原因について中国当局は「一連の自然災害や突発事件によるもの」と説明している。写真は北京五輪観戦客。

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2009年1月8日、中国の「チャイナ・デイリー」によると、中国国家旅游局の公式サイトは7日、08年の年間外国人観光客数を発表。その人数は1億3000万人で、SARSが流行した03年以来、初めて前年比マイナスを記録した。BBC中国語サイトが伝えた。

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関係者によると、世界的な金融危機の影響で香港やロシアからの観光客が減ったほか、その他の地域からの観光客も大幅に減少した。国家旅游局は当初、北京五輪開催期間中に中国を訪れる外国人観光客を500万人と予想したが、後にこれを大幅下方修正。当局は外国人観光客が減少した原因について説明していないが、BBCは「中国の物価高や査証発給条件の厳格化が、外国人の足を遠のかせた」と分析している。国家旅游局が発表した北京五輪期間中の海外からの観光客数は38万9000人で、これには香港、マカオ、台湾からの観光客も含まれている。

昨年11月に同局が発表した声明のなかで、「一連の深刻な自然災害と突発事件が外国人観光客の減少を招いた」との記述があった。これは3月に発生したチベット暴動と5月に9万人近い死者・行方不明者を出した四川大地震を指していると見られる。(翻訳・編集/本郷)

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