<08年中国10大ニュース・10>「三通」解禁、中台間の交流活発に

Record China    2008年12月31日(水) 23時52分

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08年は中国にとって良くも悪くも特別な年となった。象徴的な10の出来事を「08年中国10大ニュース」として振り返る。10番目のニュースは長年の懸案だった中台間の「三通」解禁。写真は台湾・高雄から天津港に到着した中台直行海運便の第1号「立敏輪」。

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2008年は中国にとって良くも悪くも特別な年となった。象徴的な10の出来事を「08年中国10大ニュース」として振り返る。

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10番目のニュースは「三通」解禁。12月15日、長年の懸案だった中台間の「三通」(中台間の直接の通信、通商、通航)が、ついに解禁。上海―台北間は直行便で82分の距離となり、中国本土と台湾が一気に「日帰り圏内」となった。

中国と台湾の「三通」断絶は、中華人民共和国が成立した49年から長年の懸案だった。79年には本土側が全国人民代表大会常務委員会の名義で台湾側に「三通」の開通を提案、87年に台湾が戒厳令を解除すると、本土への親族訪問が許されるようになった。00年には台湾・金門島アモイを結ぶ客船が就航し、「三通」開通の実現に向けた布石が徐々に敷かれていった。

中国本土と台湾を結ぶ直行チャーター便はこれまで香港を迂回するルートで運航されていたが、今後は短縮ルートの採用により、上海もしくは南京発台北行きのフライトでは70〜80分の時間短縮となる。これにより、例えば台湾からの出張者が午前便で上海での会議に出席し、午後には台北に戻ることも可能となった。

また、11月には中国の対台湾窓口機関である海峡両岸関係協会会長が初訪台し会談が実現、12月には中国から台湾に贈られたパンダ2頭が台湾に到着するなど、今年3月に中国との融和政策を掲げる国民党馬英九総統が就任してから中台間の交流は活発になっており、今後もさらに続くと見られている。(翻訳/NN・編集/TH)

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