2008年12月29日、中国新聞網によると、北京五輪で使用された野球場や自転車競技場などの施設が利用価値が低いことを理由に取り壊され、他の施設に改築・転用される可能性があることが分かった。

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野球会場として使用された五[木果]松野球場は、もともと五輪のために臨時に建設された施設で、五輪終了後はほとんど利用されないままになっていた。しかし、同球場は北京西部の立地条件の良い場所にあるため、これに目を付けた不動産開発業者が、施設を取り壊し、ショッピングセンターや5000台の収容能力を持つ駐車場およびスポーツ・レジャー施設を建設する計画を進めている。マウンテンバイクの競技場となった老山マウンテンバイク場も、現在はほとんど利用者がなく荒地の状態になっているという。

五輪競技用施設の改築・転用について、関係者は「過去の五輪開催都市でも行われており珍しいことではない。例えばシドニー五輪で使用された野球場はラグビー場としても利用可能な施設に、アテネ五輪の野球場はサッカー場に転用されている」としている。（翻訳・編集/HA）