2008年12月28日、香港政府観光局（HKTB）の田北俊（ジェームス・ティエン）会長は、世界的な金融不安の影響で、08年通年で香港を訪れた旅行客数が前年比5．1％増にとどまったと発表した。当初予想の8％を下回る低い伸びとなったが、中国本土からの旅行客は12％増加したという。新華網が伝えた。

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12月20日までに香港を訪れた旅行客数は延べ2848万人。そのうち欧米と東南アジアからは、それぞれ前年比11％減、同6％減と落ち込んだ。一方、中国本土からの旅行客は前年度より10％以上増え、香港を訪れた全旅行客数の50〜60％を占めた。

香港メディアが報じたHKTBの09年予想によると、中国本土からの旅行者は前年度より5％前後増える見通しという。ティエン会長は「中国本土は景気後退の影響が比較的少ないため、来年度は本土で観光客誘致を積極的に推し進める」との意向を示している。（翻訳・編集/SN）