「李登輝元総統も同罪だ!」資金洗浄疑惑の陳前総統が前代未聞の告発―台湾

Record China    2008年12月27日(土) 22時19分

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26日、資金洗浄などの罪に問われている台湾の陳水扁前総統が、法廷で李登輝元総統のマネーロンダリング疑惑について告発し、すでに台湾最高検特捜チームが捜査に着手していることが分った。写真は陳前総統。

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2008年12月26日、台湾「東森新聞」などの報道によると、資金洗浄などの罪に問われている台湾の陳水扁(チェン・シュイビエン)前総統が、法廷で李登輝元総統のマネーロンダリング疑惑について告発。すでに台湾最高検特捜チームが捜査に着手していることが分かった。人民網が伝えた。

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報道によると、陳前総統は自身が罪を免れることができないと悟ったためか、執拗に李元総統を巻き添えにしようとしているという。陳前総統は自身の法廷で、「李元総統が行った16億台湾ドル(約44億円)のマネーロンダリング疑惑についてはなぜ追求しないのか」と指摘するとともに、検察側に関連データを提供しており、前総統が元総統を告発するという前代未聞の事態に発展している。

台湾「時報周刊」は、陳前総統は「死なば諸共(もろとも)」の心境から李元総統を告発しており、一方の李元総統もこれまでに公開の場で陳前総統を何度も批判していると報じ、「かつては親子同然の関係だった2人が、今や敵同士になったかのようだ」としている。

また、最高検特捜チームの陳雲南(チェン・ユィンナン)主任は25日、詳細は語らなかったものの李元総統案件への捜査着手を認めたという。

一方、新華社通信は台湾のTV局・TVBSの報道として、「自分が罪を犯しておいて、私を巻き込めば罪が軽くなるとでも思っているのか?ばかばかしい」との李元総統の声を紹介している。(翻訳・編集/HA)

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