<東方神起>ボイコットの標的に、デマ報道がきっかけか?―中国ネット界

Record China    2008年12月27日(土) 17時48分

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12月26日、韓国の人気コーラスグループ「東方神起」が中国でボイコットの標的になっている。メンバーの1人と中国ファンとのトラブルが原因だが、悪質なデマ報道がきっかけとも。

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2008年12月26日、中国ネット界では最近、韓国の人気コーラスグループ「東方神起」のボイコットを呼びかける書き込みが急増。「中国新聞網」の報道。

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ボイコットの発端となった事件は、今年11月に発生。熱狂的な中国人女性ファンが韓国で行われた東方神起のイベント会場に駆けつけ、写真撮影をめぐってメンバーとトラブルになったというもの。中国メディアがこの事件を「東方神起のメンバー、中国人妊婦をトイレにて殴打」と大々的に報道したため、国内外で大きな騒動となった。

さらに2人の中国人ファンが、この事件の翌日に韓国金浦空港で東方神起を待ち伏せ、彼らの乗った車や荷物を蹴り、メンバーに罵声を浴びせながら持っていたバッグを投げつけるなどの行動に出た。このシーンを偶然撮影した映像が動画サイトで流され、「人肉捜索(ネットを活用した個人情報捜索)」により彼女たちの身元が判明。トラブルの真相が「続報」として伝えられた。

「続報」によると、中国人ファンはイベント会場のステージ裏に入り込み、メンバーの1人がトイレに入るところをカメラで撮ろうとしたため、これに気づいた他のメンバーが注意。カメラを取り上げられそうになった彼女たちともみあったという。しかも彼女たちのなかに妊婦はいなかった。

中国の主なニュースサイトは先の報道を訂正。「続報」のなかで、中国人ファンのマナー徹底を呼びかける記事を掲載した。だが折からの嫌韓ブームもあり、中国国内では「妊婦殴打」を根強く信じる人々が後を絶たない。なお、この事件は中国メディアが報道しているだけで、東方神起の所属事務所や韓国国内メディアは何の反応も見せていない。(翻訳・編集/本郷)

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