2008年12月25日、ある結婚相談所の責任者によると、金融危機の影響が中国人の結婚観までをも変え始め、不安心理の増大からスピード婚に走ったり、結婚相手の条件を緩和するケースが増加しているという。現代快報が伝えた。

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10月に結婚相談所に入会した雨（ユー）さん（21歳）の配偶者に求める条件は、「資産があって一生養ってくれる人」。60歳の大富豪、陳（チェン）さんとは、紹介されてからわずか1か月足らずでゴールインした。結婚時には豪華マンションやBMW、ダイヤなどを買ってもらい大満足しているという。

また、医師の張（ジャン）さん（31歳）は、入会以来「80年以降生まれの若い女性」を希望しており、すでに20人以上の相手を紹介されたがいずれも満足しなかった。ところが先日、78年生まれの女性を紹介されたところ、「この人に決めた」と、条件を緩和して結婚を決めた。

相談所の責任者は「最近こうした例が急増していて、結婚の意志を固めたカップルがまだ数10組控えている」と紹介する。

スピード結婚や結婚相手に求める条件を緩和するケースの増加に関して、心理学者は「金融危機によって外的環境が大きく変化し、多くの人々にあせりや不安が増しているため、男女ともパートナーを求める心境に拍車がかかっている」と分析しているという。（翻訳・編集/HA）