2008年12月23日、中国人民銀行（中央銀行）は22日、商業銀行の基準金利を期間1年物で0．27ポイント下げ、貸出金利は5．31％、預金金利は2．25％とすると発表した。翌23日から実施する。利下げは9月以降、今年5回目。金融緩和を急ピッチで進めることで、減速感が一段と強まる景気を下支える。

市中銀行から吸い上げる資金量の比率を示す預金準備率も25日から0．5％引き下げる。

周小川総裁は16日、訪問先の香港で利下げについて、「CPI（消費者物価指数）の伸び低下の度合いによって決める。来年半ばまで常に（利下げの）可能性がある」との考えを示していた。米国の実質ゼロ金利政策も追加利下げの後押し材料となったとみられる。（翻訳・編集/HI）