<四川大地震>ヘリコプターの自主開発の必要性を強調―中国首相

Record China    2008年12月23日(火) 7時32分

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20日、中国の温家宝首相は、「四川大地震によって出来たせき止め湖の決壊防止作業の際に、ヘリコプターを外国から借用しなければならず、一刻を争う際に辛い思いをした」と語り、中国でのヘリコプター開発の必要性を強調した。写真は「Mi-171」。

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2008年12月22日、新華網によると、中国の温家宝首相は20日、北京航空航天大学で開催された「日中青少年友好交流年」の閉会式に出席し、「四川大地震によって出来たせき止め湖の決壊防止作業の際に、ヘリコプターを外国から借用しなければならず、一刻を争う際に辛い思いをした」と語り、中国でのヘリコプター開発の必要性を強調した。

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温首相は閉会式に出席後、同大学の学生と歓談の場を設けることを急きょ提案し、実現した。5年前にも同大を訪れていた温首相は、その際に語った「大型飛行機自主開発の必要性」について再び触れ、「大型飛行機の開発は国家の戦略的な意志であり、国家発達のシンボルでもある」とし、「科学的な意義と経済的な効果も大きい」と強調した。

また、自ら陣頭指揮をした四川大地震での救援活動について、「被災地の都江堰市に到着した後、最も被害の大きかった[シ文]川(ぶんせん)県には、道路が寸断されていて救援に向えなかった。1分1秒を争う際の唯一の方法はヘリコプターの利用だった」と当時の緊迫した状況について語った。

さらに、地震によって出来たせき止め湖決壊防止作業について、「外国からMi−26ヘリコプターを借用せざるを得なかった」と語り、「ヘリコプターを自主開発・生産する必要がある」との考えを示した。(翻訳・編集/HA)

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