2008年12月16日、英BBC放送の中国語版は、中国政府による海外サイトへのアクセス禁止措置が再び始まったと報じた。

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中国政府は北京五輪期間中、外国記者のクレームや国際オリンピック委員会（IOC）からの圧力を受け、ボイスオブアメリカや英BBC放送の中国語版を含む「敏感なサイト」へのアクセスも解禁していた。

中国外交部の劉建超（リウ・ジエンチャオ）報道官は16日の定例会見で、「中国も他の国と同様、中国の法律に基づいて必要な管理は行うべきだと考えている」と述べ、「一部サイトは中国と台湾を2つの国として報道しているが、それは反分裂国家法などの法律違反にあたる」とけん制した。

記事は、北京五輪が行われた今年、海外サイトへの締め付けはある程度改善されたが、経済成長の減速や失業率の増加による社会不安の深刻化が予想される来年は、監視強化に転じる可能性が高いと分析した。折しも来年は、「天安門事件」から20周年、チベット統治から50周年と何かと節目の多い年。記事は「来年は中国にとって非常に困難な1年になりそうだ」と指摘した。（翻訳・編集/NN）