中国人の入国を制限、密航目的の入国者急増で―エクアドル

Record China    2008年12月14日(日) 8時25分

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12日、エクアドル共和国政府が今年6月から観光ビザを免除する制度を開始したところ、米国への密航目的などで入国してくる中国人が急増し、同国ではこのほど中国人の入国制限施策を実施した。写真は07年11月、訪中したエクアドルのコレア大統領。

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2008年12月12日、英BBCテレビの報道によると、エクアドル共和国政府が今年6月から観光ビザを免除する制度を開始したところ、米国への密航目的などで入国してくる中国人が急増。このため同国ではこのほど中国人の入国制限施策を実施したという。人民網が伝えた。

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同国政府は今年6月20日から全ての入国者を対象に観光ビザを免除する制度を実施。当日だけで40〜50人の中国人が入国したという。制度実施以前の中国人の入国者数は毎月20人程度だったが、実施後は毎日20〜50人まで増加、6〜11月までの入国者は1万1000人に膨れ上がった。入国者の急増に対し、同国警察当局が「違法に米国やカナダへ渡る目的での入国」との疑いを強め捜査に着手したところ、数件の密航事件を摘発した。

また、同国移民事務室でも「エクアドルを経由して他国へ密航するための入国」との見方をしており、12月1日から「中国人の観光ビザ免除はエクアドル政府が認めた旅行業者のパック旅行のみに適用」としたところ、これまでのところ利用がないだけでなく、個人の入国も10日あまりでわずか3人にまで激減した。

現在同国政府では、11月までに入国してまだ国内に滞在している中国人約7000人の動向に注目しているという。(翻訳・編集/HA)

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