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額面が世界最大の60億元札。しかし価値は非常に低かった。
2006年9月14日、重慶市で行われている「全国金融知識展覧・重慶巡回展」に、額面が世界最大のお札が展示されている。茶色く古めかしいこの紙幣1枚が一体いくらかというと、なんと60億元なのだそうだ。これは中華民国期(1912〜1949年)に、新疆銀行から発行されたもの。しかし当時はインフレが激しく、この紙幣では焼餅(ゴマ付き焼パン)がたった1つしか買えなかったと言われる。この巡回展は9月14日に三峡博物館で開幕したもので、市民は無料で見学が可能。各時代の国内外の貨幣を見ることができ、まだ重慶市のここ100年の金融発展史理解にも役立つ。
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