2008年12月11日、中国の華僑向け通信社「中国新聞社」（電子版）は、中国が2018年のサッカー・ワールドカップ（W杯）誘致を前向きに検討していると報じたロイター通信の報道に対し、「誘致の計画はない」と改めて否定した。

【その他の写真】

中国新聞社は、2018年のワールドカップ開催誘致に向けオーストラリア政府が4560万ドル（約27億円）を拠出すると発表した、と報じたロイター通信の記事で、中国やスペイン、米国などもオーストラリアと同じように誘致に積極的だとしたが、「中国が誘致に名乗りをあげたという噂は以前からあるが、北京市体育局は1度も正式な声明を出したことはない」と改めて否定した。

中国のW杯誘致をめぐっては今年4月、国際サッカー連盟（FIFA）のプラッター会長が「2018年のW杯開催地は中国に決まる可能性が高い」と述べるなど、中国が誘致に積極的であるかに報じられてきたが、10月には北京市体育局の孫康林（ソン・カンリン）局長が「報道は誤解」と否定していた。（翻訳・編集/NN）