2006年9月14日の朝、北京市。営業面積が市内最大といわれる「君太（ジュンタイ）デパート」の前に、数百の興奮気味の人々による列ができ、店内が厳重に警備されている。10時になって店のドアが開いた途端、人々はなだれをうって店に入り、我れ先にと上の階を目指す様は壮観だ。

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このデパートでは3、4階の女性用衣料品売り場で、開店から2時間以内に買い物をした先着400人に対し、すべての商品を5元（約75円）で販売するというイベントを行っているのだ。このデパートは内部の改装工事を終えたばかりで、宣伝のためにこのイベントを企画した。ブランド品のバッグや売価数百元の下着が最も人気があり、みな奪い合うようにして物色している。レジにはあっと言う間に50ｍの列ができた。混乱をおさめ、秩序を維持しなければならない警備員は大忙しだ。