腐敗しない僧侶のミイラ、400年前の姿に蘇る―安徽省池州市

Record China    2008年12月4日(木) 7時25分

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2日、385年前に九華山において124歳で座禅を組んだまま亡くなり、現在に至るも肉体が腐敗せずに残る、明代の高僧・無暇禅師の姿が専門家によって復元された。写真は復元された90歳の無暇禅師と「黄金のミイラ」。

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2008年12月2日、新華網によると、385年前に124歳で座禅を組んだまま九華山で亡くなり、「肉身菩薩」となった無暇禅師の姿が復元された。九華山仏教協会によると、死後現在に至るも肉体が腐敗することがないこの高僧の姿の復元を行ったのは、中国刑警学院の趙成文(ジャオ・チョンウェン)首席教授。

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九華山は中国四大仏教名山に数えられる。唐の開元年間(西暦713〜741年)に、新羅の王族である金地蔵が九華仏教道場を開いたとされる。わずか100平方キロメートルの土地に14体の「肉身菩薩」があるとされており、九華山仏教の特徴となっている。現在はそのうち5体を見ることができ、中国版「黄金のミイラ」と言われている。

無暇禅師は九華山でもっとも有名な「肉身菩薩」の一つで、百歳宮に安置されている。禅師は生前、五台山や峨眉山などを巡り、明の万暦年間(1573〜1620年)に九華山の東の崖に庵を作り修行した。ここで28年間、自らの血で「大方広仏華厳経」八十一巻を書き上げたという。天啓3(西暦1623)年に124歳で亡くなり、明の思宗皇帝朱由検は禅師に「応身菩薩」の称号を贈ったという。(翻訳・編集/小坂)

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