教師による「馬鹿」「ボンクラ」などの暴言を禁止―遼寧省

Record China    2008年12月4日(木) 8時41分

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2日、中国東北部の遼寧省で、教師による「馬鹿」「ボンクラ」など子供の自尊心を傷つけるような暴言を一律禁止とする規定が定められた。写真は06年、遼寧省瀋陽市で開かれた心の健康について学ぶ教師向けの講座。

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2008年12月2日、中国東北部の遼寧省で、教師による「馬鹿」「ボンクラ」など子供の自尊心を傷つけるような暴言を一律禁止とする規定が定められた。中国新聞網が伝えた。

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遼寧省ではもともと教師の体罰に関する罰則規定は定められていたが、「言葉の暴力」に関しては何のお咎めもなかった。そこで同省は「義務教育条例(草案)」の「学校、教師がしてはならない行為」の中に「児童・生徒を馬鹿にするような言葉」を追記。これにより教師が「馬鹿」「ボンクラ」などの暴言や身体的特徴をからかうような言葉を発すると、違法行為とみなされるようになった。

だが一方で、最近の子供の教育の難しさや教師のプレッシャーの大きさも指摘された。最近の子供は先生の言うことを聞かない子が非常に多いという。昨年実施された教師の「心の健康検査」でも、80%が「大変だ」と回答。心療内科に通う患者の1割が小中学校の教師または校長というデータもある。子供への厳しいしつけを求める保護者からは「体罰さえしなければ、多少言葉がきつくても」という声もあがっているという。(翻訳・編集/NN)

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