<メラミン>粉ミルク問題は最悪の「人災」=被害乳児は29万人に―中国

Record China    2008年12月2日(火) 9時6分

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12月1日、中国衛生部はメラミン汚染粉ミルクの被害乳児数を発表した。29万人が泌尿器系統に結石が発生したほか、11人が死亡している。写真は江蘇省。汚染粉ミルクの廃棄現場。

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2008年12月1日、中国衛生部はメラミン汚染粉ミルクの被害乳児数を発表した。29万人が泌尿器系統に結石が発生したほか、11人が死亡している。新華社が伝えた。

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被害乳児数は9月10日から11月27日までの報告を合算した。発表によると、29万人が治療を受け、入院患者数は述べ5万1900人に上った。今なお861人が入院している。重症患者数は154人。11人が死亡したほか、6人の死亡が汚染粉ミルクの疑いがあるという。なお山西省、江蘇省、広東省、新疆ウイグル自治区甘粛省で死亡した乳児5人は汚染粉ミルク問題とは無関係だと判明している。

衛生部によると、事件発生から2か月が経過、患者の多くは治療が終了し患者数は減少傾向を示しているという。メラミン汚染粉ミルク問題は五輪前には発覚していたとも伝えられ、対応の遅れが被害者数の拡大につながったと指摘されている。29万人という空前の規模の被害となっただけに、責任の追及と防止策の徹底など今後の対応が注目される。(翻訳・編集/KT)

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