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11月30日、専門知識を独学で学び、金融危機を乗り切ろうとしている人が中国で増えている。金融危機をきっかけに、マクロ経済などの専門書を買い求める人が増えているという。写真は北京の書店で売られる金融危機関連本。
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2008年11月30日、中国新聞社によると、金融危機の影響が出始めている中国で、専門知識を独学で学び、これを乗り切ろうとする人が増えている。街角で自転車修理をしている老人でも「ウォール街のことは毎日テレビで見るようにしているよ」と話している。
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出版業界のある関係者によれば、2007年の中国国内市場では株取引など投資に関連する書籍が多数出版されたが、今年になると状況は一変。金融危機やマクロ経済に関する書籍がよく売れている。金融危機をきっかけに特設コーナーを設置する本屋が多く、専門書を買い求める人が増えているという。不動産会社に勤めるある女性は、経済の専門書がよく売れるようになり、内容も以前と比べて平易なものが増えているといい、日本でも話題になった「金持ち父さん貧乏父さん」はとても面白く読めると話している。
金融危機をきっかけに、専門書以外で人気が出ているのが経済学者の講演やセミナー。今年9月頃から週末になると企業が主催する経済学者や著名なビジネスマンの講演が増えているという。専門家ならではの分析や視点が人気の原因になっているが、実際には書籍の内容と大差ないという意見もある。また、引用されている事例や内容が実際には海外のウェブサイトの内容を中国語に翻訳しただけのものもあるという。(翻訳・編集/岡田)
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