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27日、増加する在外中国人の保護を目的に、中国が世界各地に設けた領事保護機構が86か所に上っている。2008年の出国者数は5000万人に上るという。写真は街頭で北京五輪を観戦するニューヨークの中国系住民ら。
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2008年11月27日、環球時報によると、増加する在外中国人の保護を目的に、中国が世界各地に設けた領事保護機構が86か所に上っている。
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海外へ出国する中国人は増加の一途をたどっているが、海外で危険な目に遭うケースも増えている。外交部領事保護センターによれば、現在中国が海外に設けている総領事館や領事館、領事事務室など、領事保護機構は86か所に上る。このうち、アメリカと日本がもっとも多く、いずれも5か所の総領事館がある。
中国は1870年まで外国に領事館を置いていなかったが、多数の労働者が海外へ送られることになり、当時の清国政府が海外に領事館を置くようになったが、在外中国人の保護は十分とは言えなかった。その後、改革開放政策が進められるまでは海外へ赴く中国人は少なく、領事館もわずか7か所にすぎなかったが、現在では出国者数が年間500〜600万人に増加。2007年には出国者数が4000万人を超え、増え続ける在外中国人の保護を目的に、中国外交部が領事保護センターを設立するとともに、「中国領事保護と援助ガイド」を発行して意識向上もはかられている。2008年の出国者数は5000万人を超えると見られている。
今年6月には、2007年版ガイドに修正を加えた2008年版が発行されており、図案やカラーページを増やすなどの試みが行われている。10種類のテーマを設けることで、出国する人が自身の権利や義務、留意すべきことなどを理解しやすいように具体的な内容になっているという。(翻訳・編集/岡田)
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