<中華経済>人民銀が1.08P利下げ、下げ幅は11年ぶり大きさ―中国

Record China    2008年11月28日(金) 6時54分

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26日、中国人民銀行は市中銀行の貸出・預金基準金利を1年物でそれぞれ1.08ポイント引き下げると発表した。預金金利は2.52%、貸出金利は5.58%となる。27日から実施する。

2008年11月27日、中国人民銀行(中央銀行)は26日、市中銀行の貸出・預金基準金利を1年物でそれぞれ1.08ポイント引き下げると発表したと伝えられた。預金金利は2.52%、貸出金利は5.58%となる。27日から実施する。

利下げ幅が1ポイントを超えるのはアジア金融危機の97年10月23日の1.80ポイント以来、11年ぶり。金融政策の方向を示すとされる人民銀の中央銀行手形の利回りが、3カ月物、1年物ともに大幅に低下していたことから、市場では先週から利下げ観測がくすぶっていたが、下げ幅は市場予想を大幅に上回った。

人民銀は「銀行システムの流動性を確保し、貸し出しの安定した伸びを確保することで経済成長を下支えする」と説明している。また専門家からは、「4兆元の景気対策での政府や地方政府の投資コストを抑える狙いがある」との声も聞かれた。

人民銀は市中銀行から吸い上げる資金の比率を示す預金準備率も12月5日から引き下げる。引き下げ幅は、工商銀行、農業銀行、中国銀行、建設銀行、交通銀行、郵政貯蓄銀行の大手銀で1ポイント、中小銀で2ポイントとする。四川大地震被災地や農村金融機関に対する預金準備率の優遇も継続する。(翻訳・編集/HI)

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