2008年11月25日、広東省東莞市のおもちゃ工場で、解雇宣告を受けた従業員約500人が退職金の額に差をつけられたことが不満だとして暴動を起こし、5人が負傷する騒ぎが発生した。広州日報が伝えた。

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暴動が発生したのは同市中堂村のおもちゃ工場。25日午後5時50分ごろ、正門前で解雇宣告を受けた従業員500人がパトカー5台を襲撃、事務所にも乱入し窓ガラスやパソコンなどを壊した。付近には野次馬約2000人が集まった。

この工場は今月19日と26日、2回に分けて大量のリストラを実施。19日には380人が労働契約を解除させられ、26日にも216人が予定されていた。そのほとんどは、5年以上勤続の長期就労者。それなりの手当てを要求したが、会社側が提示したのは勤続7年以上が1030元（約1万4000円）で7年以下は770元（約1万円）だった。

これに対し多くの従業員は「不公平だ」と不満を爆発。改善を求めて会社側と交渉を続けてきたが、決裂していた。（翻訳・編集/NN）