<中華経済>09年の中国経済成長、7.5%に下方修正―世銀報告

Record China    2008年11月26日(水) 12時45分

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25日、世界銀行は中国経済に関する四半期報を発表。今年、そして来年ともに成長予測の数値は下方修正された。写真は山東省日照市の港湾。景気後退に伴い、鉄鉱砂の輸入量が急減している。

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2008年11月25日、世界銀行は中国経済に関する四半期報を発表した。今年、そして来年ともに成長予測の数値は下方修正された。新浪網が伝えた。

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報告書は2008年の成長率を9.4%、09年を7.5%と予測している。6月時点と比べ、それぞれ0.4ポイント、1.5ポイント下方修正された。一部経済学者が雇用確保、そして社会秩序安定のための最低ラインと指摘する8%を下回るという衝撃的な予測となった。世界銀行中国局の杜大偉(ドゥ・ダーウェイ)局長は「(8%という)魔法のような高度成長がなければ雇用を確保できないという意見には賛同しかねる。7.5%でも必要な雇用を生み出せるはず」とコメントしている。

中国経済の減速はいっそう鮮明となったが、政府の財政出動が景気を下支えすることになると言う。実際、世銀は7.5%の経済成長のうち過半数が政府の景気対策によるものと見ている。また、政府の対策は輸出主導型から内需主導型へと経済モデルの転換を促す効果が期待され、バランス成長へと転換する絶好の機会だと報告書は指摘する。昨年来、社会的な問題となってきたインフレは、報告書によればほぼ収束し不安要因ではなくなったという。(翻訳・編集/KT)

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