ダライ・ラマが再び「後継者」でっち上げ?中国紙が批判―チベット

Record China    2008年11月26日(水) 11時18分

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23日、中国紙は、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が「早々に引退しないと宣言しておきながら、後継者の選定が近いことも匂わせた」と報じた。写真は07年6月、中国文化遺産の日にチベットで行われたイベント。

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2008年11月23日、中国紙「環球時報」は、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が亡命チベット人による特別会議が閉幕したインドのダラムサラで、「早々に引退しないと宣言しておきながら、後継者の選定が近いことも匂わせた」と報じた。

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インド紙など複数のメディアは、ダライ・ラマ14世が「チベット人が必要としないならダライ・ラマ制度を継承しなくても良い」と述べた一方で、後継者を選ぶ際は「女性の可能性もあり得る」と述べたと報じた。また、英紙タイムズによると、ダライ・ラマ14世は現在、亡命政府の政治的リーダー兼精神的リーダーにもなり得る後継者を探しており、有力候補として20歳を過ぎたばかりのカルマパ17世が挙がっている。ダライ・ラマ14世も「チベット人の未来はこのような若い人の手に委ねられるべきだ」と述べているという。

これに対し、チベット問題の専門家、胡岩則(フー・イエンザー)氏は「ダライのコメントには中国政府が一切出てこない。自らをチベット人民にとって唯一の代表だという考えは滑稽で身のほど知らず」と反論。他の専門家も「この時期に後継者問題に触れることは、宗教の教えに反するのでは」と指摘した。(翻訳・編集/NN)

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