<米中関係>次期駐中国大使に注目集まる―米誌

Record China    2008年11月26日(水) 7時0分

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24日、米「ニューズウィーク」誌にこのほど、対中関係に関する記事が掲載された。経済的に支え合う両国間の調整役となる次期駐中国大使は責任が重大になるという。写真はクラーク・ラント駐中国米大使。

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2008年11月24日、環球時報によると、米「ニューズウィーク」誌に「林の中からの抜け道」と題する記事が掲載された。現在、オバマ次期大統領による国務長官の人選が注目を集めている。しかし、この人選の中で非常に大切でありながらそれほど注意を引くことのない役職―それは中国大使だという。

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中国は現在、アメリカにとって銀行家と言える存在だ。しかし、欧米で中国製品の不買が起きれば中国経済は減速する。その一方、アメリカは北京に国債の購入を求めている。アメリカ経済への刺激は中国にとってもメリットはあるため、できる限りアメリカへ援助を行うことはあろう。とは言え、どの国でも最重要課題は国内経済だ。

2001年のノーベル経済学賞を受賞したスティグリッツ氏は「中国とアメリカは相互依存の関係にある」としながら、中国はアメリカに融資を行うことや国民に資金投下することで経済発展を続けることができるが、アメリカには「そうした選択の余地はない」という。

さらにハーバード大学のファーガソン教授は冷戦後に中国とアメリカが支えあう「チャイメリカ」と呼ばれる国家が生まれたと唱えたが、今後、2つの国が分裂することもあるという。中国がアメリカの消費を支えたが、この危機により、中国が国内経済成長のみに向かうことも考えられる。この状況下、次期大使はアメリカの国益と中国の国益の調整役として注目される。(翻訳・編集/小坂)

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