<空母>軍高官が建造に積極発言、近隣各国に衝撃―中国

Record China    2008年11月25日(火) 19時34分

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17日、中国国防省外事弁公室は、空母建造に積極的な姿勢を見せた。中国海軍の飛躍的な増強に近隣各国では緊張が高まっている。写真はロシア海軍の空母キエフ。中国に売却され天津市でテーマパークとなっている。

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2008年11月17日、人民解放軍少将、国防省外事弁公室の銭利華(チエン・リーホア)主任は英紙フィナンシャルタイムズの取材に答え、空母建造に積極的な姿勢を見せた。空母の保有は中国海軍の飛躍的な増強につながるため、近隣各国では緊張が高まっている。21日、環球時報が伝えた。

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空母建造は中国にとって悲願ともいえる。すでにロシアからカタパルト技術を購入したとも伝えられているが、軍高官が前向き姿勢を示したことで建造が間近に迫っている可能性が高い。また米太平洋軍報道官が18日、日本のメディアの取材に対し、「中国が米国と同様、国益を守りたいと考えるのは理解できる」と表明したことも近隣各国に大きな衝撃を与えた。

台湾の中央通信社は2010年までに空母が完成する可能性が高いとしたうえで、完成すれば台湾東岸部にとって脅威になるとの林中斌(リン・ジョンビン)前国防部副部長のコメントを紹介している。韓国紙・中央日報はエネルギー、資源、商品輸送のすべてを海路に頼る韓国にとって極めて深刻な影響を与えると指摘、米国との同盟関係を緊密化するとともに、長期的な観点に立てば、東北アジアに北大西洋条約機構(NATO)のような多国籍安全機構を設立する必要があると分析している。(翻訳・編集/KT)

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