2008年11月19日、新華社は内モンゴル自治区包頭市の東達溝村で2000年以上前の長城の遺跡が破壊されていることを報じた。

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長城と言えば始皇帝による万里の長城が有名だが、ほかにも敵の侵入を防ぐ城壁・長城はいくつか残っている。包頭市にある長城は戦国時代（BC453〜BC221）趙国が北方異民族の侵入を防ぐために建設した。河北省から内モンゴル自治区まで全長500kmに及ぶ、中国最古の長城だ。

東達溝村は長城沿いに位置しているが、水路や工場などの建築に伴い破壊が進んでいる。さらに民家を建設する際に長城の石を使うことも多く、かつては村の名所であった長城も今は無残な姿をさらしている。趙の長城は国家重要保護文物に指定されているが、破壊行為は一向に収まる気配を見せていない。（翻訳・編集/KT）