大江健三郎、虐殺記念館を訪れ生存者と話し合う―江蘇省南京市

Record China    2006年9月13日(水) 2時18分

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南京大虐殺遭難同胞記念館を訪問する大江健三郎氏。

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2006年9月12日、5回目の中国訪問中のノーベル文学賞受賞作家・大江健三郎氏は、この日江蘇(こうそ)省南京(なんきん)市に到着し、「侵華日軍南京大虐殺遭難同胞記念館」を訪問し、南京大虐殺の生存者たちと話し合った。氏は中国社会科学院の外国文学研究所の名誉研究員であり、今回の訪中は同学院の招待に応じたもの。同じく外国文学研究所研究員の許金竜(シュジンロン)は「環球時報」の依頼を受け、以前日本の大江氏の自宅で特別取材を行ったことがある。その時に氏は「国粋主義、国家主義を徹底して捨てない日本は、世界に受け入れられることはあり得ない」と話した。小泉首相の靖国神社参拝に関しては、大江氏は新聞で2年前に文章を発表し、「参拝を停止しない限り、新しい日中関係の第1歩を踏み出すことはできない。」と書いている。同時に氏は「南京大虐殺遭難同胞記念館を訪問し、大虐殺の生存者と座談会を行う」という予定を語った。「その日の夜、私は見たこと、聞いたことを全部記録したい。深夜まで書きたいと思います。いかなる人も私を邪魔しないことを望みます。」

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