<農民帰郷>雇用悪化続く、政府は「報道は誇張」と反論―中国

Record China    2008年11月21日(金) 10時36分

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20日、中国政府は、景気悪化を受け大規模な人員整理、出稼ぎ農民の帰郷が始まったとの風聞を否定するコメントを発表した。写真は11月20日、湖北省宜昌市の駅。職を失った出稼ぎ農民の帰郷が目立つ。

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2008年11月20日、中国人力資源・社会保障部の尹蔚民(イン・ウェイミン)部長は、景気悪化を受け大規模な人員整理、出稼ぎ農民の帰郷が始まったとの風聞を否定するコメントを発表した。中国網が伝えた。

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中国では最近、製造業を中心に景気悪化が明確化したとされ、倒産や大規模な人員整理が相次いでいると報じられた。広州市など各地の駅は職を失い帰郷する出稼ぎ農民であふれかえっているという。

尹部長は、これらの報道は誇張されたものと批判した。浙江省を例に挙げ、出稼ぎ農民680万人のうち帰郷したものは30万人と5%に満たない比率であるとし、「大規模な動きにはいたっていない」との見方を示した。他省でも状況は同様だという。ただし尹部長は経済状況が悪化しつつあり、出稼ぎ農民の帰郷が増加しつつあることは認めている。

尹部長は、人力資源・社会保障部が出稼ぎ農民の就労環境を守るため、受け入れ先の労働保障部門に就業機会及び求人情報の提供を積極的に行うよう指示したことを明かした。同時に送り出し元の労働保障部門にも農村での就業機会を積極的に提供するよう指示したという。また出稼ぎ農民の職業訓練、給与支払い滞納の防止などの対策も進めている。(翻訳・編集/KT)

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